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2019 / RESEARCH DETAIL
一人ひとりに合わせて、段階を変える。
2018年のVRとプラシーボ効果の提案を、生体情報から恐怖の強さを捉え、見せる高さを一人ひとりに合わせて調整する適応型VRシステムへ発展させました。
技術・手法
01
研究の問い
恐怖の強さと慣れる速度は人によって異なります。一律の高所体験ではなく、体験中の状態に合わせて高所の見え方を変えれば、より無理のない段階的な体験にできるのではないかと考えました。
02
方法と工夫
- 高所VR空間の窓枠・壁・床の透明度を段階的に変え、見える高さを調整
- 生体情報から恐怖の強さを捉え、提示段階を個人へ適応させる構成を提案
- VRによる段階的曝露とプラシーボ効果を、同じ体験設計の中で扱う実装方針を整理
03
結果と位置づけ
Springerの会議論文として、恐怖強度に応じて高所を効果的に提示する方法と実装アプローチを報告しました。「VRを見せる」だけだった初期案から、「状態を測り、提示を変える」閉ループへ進んだ段階です。
04
限界と次の研究
- 生体情報から恐怖状態をリアルタイムに安定して判定する部分を、より具体的に実装・検証する必要がある
- 装置の揺れや個人差が測定値へ与える影響を分離する必要がある
- 次の研究ではEEGとECGを組み合わせた恐怖状態判定へ焦点を移した