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2019 / RESEARCH DETAIL

一人ひとりに合わせて、段階を変える。

2018年のVRとプラシーボ効果の提案を、生体情報から恐怖の強さを捉え、見せる高さを一人ひとりに合わせて調整する適応型VRシステムへ発展させました。

技術・手法

  • VR
  • Vital Sensing
  • Adaptive Presentation
  • Placebo Effect
論文
A VR System for Alleviating a Fear of Heights Based on Vital Sensing and Placebo Effect
発表
The 22nd International Conference on Network-Based Information Systems(NBiS 2019)
書誌
Advances in Intelligent Systems and Computing 1036, pp. 62–72
著者
Iku Kitanosono・Toshiyuki Haramaki・Tsuneo Kagawa・Hiroaki Nishino

01

研究の問い

恐怖の強さと慣れる速度は人によって異なります。一律の高所体験ではなく、体験中の状態に合わせて高所の見え方を変えれば、より無理のない段階的な体験にできるのではないかと考えました。

02

方法と工夫

  • 高所VR空間の窓枠・壁・床の透明度を段階的に変え、見える高さを調整
  • 生体情報から恐怖の強さを捉え、提示段階を個人へ適応させる構成を提案
  • VRによる段階的曝露とプラシーボ効果を、同じ体験設計の中で扱う実装方針を整理

03

結果と位置づけ

Springerの会議論文として、恐怖強度に応じて高所を効果的に提示する方法と実装アプローチを報告しました。「VRを見せる」だけだった初期案から、「状態を測り、提示を変える」閉ループへ進んだ段階です。

04

限界と次の研究

  • 生体情報から恐怖状態をリアルタイムに安定して判定する部分を、より具体的に実装・検証する必要がある
  • 装置の揺れや個人差が測定値へ与える影響を分離する必要がある
  • 次の研究ではEEGとECGを組み合わせた恐怖状態判定へ焦点を移した
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