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2018 / RESEARCH DETAIL

「怖さ」に、VRから近づく。

高所へ行くこと自体を避けやすい人に、安全なVR体験を繰り返してもらい、心理的な信念が身体・精神状態へ与えるプラシーボ効果も組み合わせる最初の提案です。

技術・手法

  • VR
  • Placebo Effect
  • Acrophobia
  • Preliminary Experiment
論文
プラシーボ効果に基づく高所恐怖症改善のためのVRシステム
発表
平成30年度電気・情報関係学会九州支部連合大会(第71回)
書誌
講演論文集 pp. 118–119 / DOI 10.11527/jceeek.2018.0_118
著者
北之園 育・西野 浩明

01

研究の問い

高所恐怖症では高い場所を避けるため、慣れる機会そのものを得にくくなります。そこで、現実の危険を伴わず高所を体験できるVRと、「効果がある」という信念が状態へ影響するプラシーボ効果を組み合わせられないかを検討しました。

02

方法と工夫

  • 高所を仮想的に体験できるVRシミュレーションを実装
  • 心理的アプローチと没入型体験を一つの改善支援システムとして構成
  • 単なる構想に留めず、実装方法と予備実験までを会議論文として報告

03

結果と位置づけ

VRとプラシーボ効果を組み合わせる高所恐怖症改善支援の原型を提示しました。この段階では個人差をどう扱うかが残り、翌年以降の生体情報を使った恐怖強度の推定と段階調整へつながりました。

04

限界と次の研究

  • プラシーボ効果には個人差があり、全員へ同じ提示をしても同じ変化になるとは限らない
  • 恐怖の強さを客観的に捉え、個人ごとにVR体験を調整する仕組みが必要
  • 論文は改善支援の提案と予備実験であり、医学的な治療効果を確立したものではない
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